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フィンペシアを服用した後に起こる初期脱毛について解説

フィンペシアを服用すると、一時的に脱毛することがあります。この脱毛は初期脱毛と言い決して薬が効いていないわけではありません。この初期脱毛は個人差があり全く起こらない人もいればそうでない人もいるので、はっきりとした期間はないのですが、一般的に約1ヶ月程度で治まるとされています。

この初期脱毛は、フィンペシアの服用を開始してからおよそ1~2週間後に起こる傾向があり、この時期の抜け毛の量は服用する比べて多くの場合で増加します。そして期間も数日で治まる場合と、1ヶ月を超えて数か月続いてしまう場合があり、いつまで続くのかとは判断が付きにくい部分があるのです。

とはいえ、どんなに長引いたとしても3ヶ月もすると落ち着いてくることが多いので焦らないようにしましょう。もしかゆみや赤みを伴っている場合は、フィンペシアによるものでない可能性もあるので、見分けることが大切です。

1ヶ月という期間は長いですが、その分抜けたところからの発毛も行われてくるので、頭皮に髪の毛が生えてきていないかどうかを冷静に見てみるようにします。

フィンペシアの初期脱毛が起こる原因はいくつかあるのですが、その中で最も考えられるのは、ヘアサイクルの急激な変化です。

通常髪の毛というのは、成長期、退行期、休止期の3つがあり、成長期は約2~6年、退行期は2週間程度、そして休止期は4ヶ月程度となっており成長期が最も長くなっています。

成長期は毛髪や毛母細胞が活発に成長し、太くて長い髪の毛となっていく時期であり、退行期は毛髪部分に十分に栄養が行きわたらず、髪の毛が成長しない時期です。
そもそもAGAはこの成長期が短くなることで起きているので、フィンペシアを服用することでこのような状態が解除され、新たに正しいヘアサイクルを作ろうとするのです。

その結果、フィンペシアを服用する前に生えていた不健康な一部の髪の毛は、毛母細胞が活発になることで毛根の中で新しい髪の毛を作り出すために押しだされてしまい、初期脱毛が起こるのです。

初期脱毛は決して悪い状態ではなく、ヘアサイクルが正しく整う準備段階ととらえると良いでしょう。

フィンペシアを服用して初期脱毛がなかなか終わらない場合は、生活習慣が改まっていないか洗髪の間隔が長い、初期脱毛がいつまでも終わらないことに対するストレスが影響していることがあります。

いくらAGAの治療薬を使用していても偏った食生活をしていれば頭皮に栄養は行き渡らなくなり、簡単に髪の毛は抜けてしまいます。そして髪の毛を洗う間隔があいてしまうと、どんどん頭皮に皮脂がたまってしまい、なかなか髪の毛は生えてきません。
さらに毛穴のすきまから雑菌が入りやすくなるので、毛根部分が不衛生となり初期における脱毛を長引かせてしまうことがあるのです。

脱毛がなかなか終わらないことに対するストレスも関係しているのは、人によって初期脱毛の量が違うことがあげられ、多い人の場合はどんどん抜け落ちてしまうので、薬の効果を得られていないのではないか、という不安が自律神経を乱れさせさらに脱毛を助長してしまっています。

このような状況であるならば、今の生活を改善しストレスを解消することである程度治まってくるのですが、それでもフィンペシアの服用を数か月しても解消されない場合や毎日100本以上も抜け毛が続く場合は、ほかの病気が関係している可能性もあります。その脱毛がフィンペシアによる初期脱毛ではない可能性があるので医療機関を受診するようにしましょう。

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