フィンペシアの正しい飲み方と注意点
フィンペシアの飲み方。用量と飲むタイミング
一般的な医薬品では、飲むタイミングと用量が決められています。そのため毎食前や毎食後など、決められた時間帯に指定量を飲まなければいけません。
しかしフィンペシアの場合は、用量は決められているものの飲むタイミングは決められていません。ですから量さえ守っていれば、基本的にはいつ飲んでも良いです。
ですが、飲み方が特に決められていないからと言って、適当に飲んで良いわけではありません。効果をしっかりと発揮させて薄毛を改善するためには、最低限守らなければいけない飲み方のルールがあります。
フィンペシアの用量は、1日1錠1mgの服用です。これ以上の量を1日に飲んでも効果がアップすることはなく、却って副作用などのリスクを高めてしまいます。服用するときには、パッケージや説明書に書かれている量を守ってください。
飲むタイミングは自由ですから、起床後や就寝前、また食事の前後など好きなときに服用して構いません。食前でも食後でも薬効には変わりありませんから、飲みやすい方を選ぶと良いでしょう。
ただしフィンペシアは、毎日決まった時間に時間帯に飲まなければいけません。基本的に24時間ごとに服用しなければいけないので、同じ時間帯に飲み続けてください。
フィンペシアは分割して量を調整するような飲み方をしてはいけない
医薬品によっては、ピルカッターで錠剤を分割し飲む量を調整しても良い場合があります。しかしフィンペシアは、絶対に錠剤を分割する飲み方はやめましょう。
フィンペシアに含まれている有効成分には、男子胎児の生殖器官などの発育に悪影響を及ぼす可能性があります。そのため妊娠中や授乳中の女性が服用するのは禁忌事項として説明書にも記載されていて、錠剤を触ることさえ許されていません。
もしピルカッターで錠剤を分割してしまうと、男子胎児の発育に悪影響を与える成分を女性が吸収してしまう場合も考えられるためです。妊娠中や授乳中の女性が飛散した有効成分を吸収してしまうと、お腹の中や生まれたばかりの男の赤ちゃんに影響が及んでしまいます。
こうした危険性が存在しているために、フィンペシアの服用量をピルカッターなどで調整するのは控えましょう。
フィンペシアは薄毛が改善したら中止して大丈夫?やめるとどうなる?
フィンペシアは正しい飲み方で服用を続けることによって、少しずつ抜け毛が減って髪の毛の量が増えていきます。このように効果が現れて薄毛が改善すると、その時点で服用をやめたくなるかもしれません。
毎月購入していると経済的な負担も重くのしかかりますし、薬を飲み続けることに抵抗を感じる男性もいるでしょう。しかしフィンペシアは飲むのをやめると、再び抜け毛が増えて徐々に元の状態に戻っていきます。つまりいつまでもフサフサの状態を維持していたければ、納得するまで飲み続ける必要があります。
ですが年齢とともに男性の薄毛は仕方がないことだと、抵抗が少なくなっていく傾向があります。もし薄毛になった自分に抵抗がなくなったら、その時点でスパッとやめるのが一般的な飲み方です。
一部には一生飲み続ける必要があると言われていますが、それは髪の毛の量を維持したい男性だけですから、どこかのタイミングで納得できればその時点でやめても問題ありません。
また妊娠中の女性にはリスクが高いので、パートナーができた時点でやめるなども一般的な飲み方といえます。
フィンペシアと飲み合わせの悪い薬
医薬品を服用する際には、危険な飲み合わせの薬を意味する併用禁忌薬に注意しなければいけません。特定の組み合わせで薬を飲むと副作用が強まってしまい、健康を害する恐れがあるので一度に複数の薬を服用するときには、飲み合わせを考える必要があります。
現時点ではフィンペシアの併用禁忌薬については、一切報告されていません。一般的な薬と比較すると、それほど飲み合わせを気にする必要はないでしょう。
しかし効果が似ている一部の医薬品は副作用が強くなる恐れがあるため、飲む前に注意しなければいけません。具体的には同じAGAの治療薬であるザガーロは副作用が強くなる可能性があるので、避けた方が無難とされています。
ですから安全性を考えるなら、できるだけ他の医薬品と一緒に服用する飲み方はやめておいた方が良いです。もしすでに持病があり何らかの医薬品を飲んでいる場合は、主治医に一度相談してからフィンペシアを飲むようにしてください。
またいつ併用禁忌薬が指定されるかわからないので、毎回新しいフィンペシアを手に入れたら必ずパッケージや説明書をチェックして、今までの飲み方で危険性がないか確認するようにしましょう。