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フィンペシアの主な副作用と症状が発現した場合の対処法

フィンペシアの副作用には、主に男性機能に関するものが確認されています。有効成分フィナステリドの臨床試験だと、被験者の1~5%の割合でリビドーの減退(性欲の減退)が見られました。

リビドーの減退が発現する頻度はあまり多くはありませんが、勿論、報告がある以上は発現してもおかしくないので、念の為気をつけておく必要があるでしょう。ストレスや疲労感で数字が変わるとの見方がありますから、精神的に疲れたり落ち込みやすい人は要注意です。

フィンペシアの服用による副作用には、いわゆる勃起不全で知られるEDも存在します。
フィナステリドの臨床試験において、EDは被験者の1%以下に症状が発現しました。100人中1人が当てはまるか否かという数字なので、この副作用の発現頻度はあまり高くないといえるでしょう。

仮にもしEDが発現したとしても、原因が分かっていれば対処も楽ですし、そこまで深刻にならずに済みます。大切なのは、フィナステリドの臨床試験で確認された症状と、発現率の数字を客観的に把握することです。

薬には少なからずリスクがつきまとうものなので、納得したり上手く折り合いをつけて治療を始めるのが基本となります。1%以下を小さい数字と捉えられる人であれば、フィンペシアの使用を前向きに考えることができるでしょう。

フィンペシアの副作用の中では、非常に稀ではありますが、肝機能障害や乳房肥大などが報告されています。
肝機能障害の具体的な頻度は不明ですが、1%未満なのはほぼ間違いなく、文字通り稀な症状だといえます。乳房肥大についても発現率は不明で、こちらも1%未満の更に小さな数字の確率で発現すると考えられます。

フィンペシアの稀な副作用で重要なのは、フィナステリドの臨床試験で報告されたもので、しかも多くは日本ではなく海外で報告されているというところです。
自発報告も含まれていますが、日本ではほぼ報告されていない副作用ですから、フィンペシアとの関連性や、日本人にも当てはまるかといった部分は未知数です。

薬のリスクを正しく判断する為には、フィナステリドの臨床試験結果に目を通したり、数字を見て評価を行うことが大事です。発現率が分かっているものについては、数字が小さいとしても発現の可能性があると考えるのが妥当です。

それ以外の稀な症状は、頭の片隅に置いておき、極めて低い確率ながらも起こり得ると捉えることが現実的でしょう。フィナステリドの臨床試験における、自発報告かつ海外で報告されている点も加味して、冷静に把握するのが賢明です。

フィンペシアの副作用が生じた時は、その症状に応じた対処法の実行が有効です。勃起不全の症状に関しては、ED治療薬を服用することによって、フィンペシアの効果を引き出しつつ、副作用の悩みを解消できます。

フィンペシアを服用したことによるED(勃起不全)の症状については、ED治療薬を飲用することで対処できます。フィンペシアは併用禁忌薬(飲み合わせてはいけない薬)に指定されている薬はありません。

多くのクリニックでもフィナステリド錠を服用した後に起こる勃起不全には、ED治療薬の飲用を勧めています。ほとんどリスクなくED治療薬で対応できますが、心配な方は医療機関に相談してから併用を開始しましょう。

それ以外の副作用の症状は、減薬や休薬といった対処法が有効です。効果が現れたり安定するまでに一定期間が必要な薬ですから、安易に自己判断で減薬・休薬は決めず、医師の判断を仰ぐのが良いでしょう。医師への相談は選択肢を知る切っ掛けになるので、どう対応して良いか分からない時は、迷わず医師に相談です。

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